東京散策➂ 最終回です。 東京都北区赤羽編です。 午後日本橋から移動し、赤羽に移動しました。
本当はこの地で板橋Cityマラソンを走る予定でした。
大会が中止となりましたが、毎年訪れていましたのでどういう街であるかと知りたくなり、ゆっくり散策することにしました。
散策コースは東京都北区観光協会のモデルコース(赤羽・志茂エリア)を参考にしました。

まずは赤羽駅から歩き宝幢院(ほうどういん)@に到着しました。 本堂の前には古い石塔がありました。 これは庚申塔(こうしんとう)と呼ばれ、ここに阿弥陀如来立像と2猿が描かれていたいました。寛永16年ということで1639年と今から381年前のもの。 北区では最古のものです。



そこから荒川に向かって歩きます。 途中八雲神社➂に立ち寄りました。 そんなに大きくない神社ですが、私が観ている間、地元の方は3人続けて参拝されていました。 地元に愛されている神社と思いました。
境内の中に古い祠がありました。 水神社です。寛政12年と書かれていました。 1850年です。水神社は舟運業者の信仰を集めた神社らしいです。



また蔵には勝海舟の自筆の大旗が保管されている様です。

また境内に建つ「岩淵町名存続之碑」がありました。「住居表示に関する法律」により、 全国的に由緒ある地名が消えていく中、 町民の方々の地道な存続運動を続けてきた結果、 存続することになったことを記念して建設されたということです。

神社の前は宿場町の雰囲気が残っていました。 もともと岩淵は日光御成街道の宿場町だったそうです。
そして土手を上って旧岩淵水門(赤水門)Eに到着。 今は使われていません。 赤く塗られており近くで観ると迫力があります。


そして次に岩淵水門(青水門)へ 板橋Cityマラソンはこの青水門の上を走ります。

ここで川が分かれていました。 隅田川と荒川放水路です。 下流の隅田川が洪水の危険性が高く、明治44年〜昭和5年に放水路は新しく作られたということです。 今回初めて知りました。




板橋Cityマラソンはこの荒川放水路沿いを走ります。

その岩淵水門は昨年の台風19号の時に隅田川が氾濫するのを防ぐ為に閉められたそうです。 災害を未然に防いだと何とも頼もしい水門です。
来年の板橋Cityマラソンでこの水門の上を走る時に敬意を持って走りたいと思います。
夕刻、赤羽駅に戻りラン仲間と打上げをしました。 板橋Cityマラソンの打上げです。 マラソン大会は中止となりましたが、楽しく飲むことができました。
今回はお墓参りに始まり東京を散策した結果、いろいろと発見できて楽しかったです。 来年は板橋Cityマラソン無事開催されることを願うばかりです。