そのイベントは2部制となっていて「京都寺社庭園参拝ウォーキング会」、夜は「京の涼風に吹かれ夏の名残を味わおう」ということで京都鴨川沿いのタイ料理の納涼床での宴会です。
メンバー(関西大衆酒場研究会 研究員とも言います)は総勢18名で諸先輩と後輩の皆さんです。(年齢差18歳?) 私も研究員として7月に採用されました。 今回の参加メンバーは私の同期はいませんが、研究員として京都について少しだけ勉強でき、楽しい一日を過ごすこができました。
まずはウォーキング会です。 早朝に京都駅に移動。 京都駅からバスに乗って大徳寺へ行きました。 とても天気が良く暑かったです。 大徳寺は初めてです。 大徳寺は市内より少し離れていて観光客は少なかったです。
大徳寺は20のお寺(塔頭 たっちゅう)が集まっています。 一つの街という感じです。

まずは山門金毛閣。 上の方に千利休の像があり、この門を通る時に千利休の股をくぐることになる為、秀吉の怒りを買って切腹させられたという山門です。

次は龍源院です。 枯山水の石庭がありました。 砂は川や海を表現しているそうです。


そして龍の襖絵です。 迫力あります。

続いて大仙院です。 ここは撮影禁止なので写真ありません。 ここでは案内の方が説明があり石庭を見学しました。 利休が秀吉に茶を供した茶室も見学。 最後にここの元住職について紹介がありました。 尾関宗園さんという方で人生相談のTVに主演されたとても有名な人らしいです。(私は知りませんでした)
見学後、大仙院の尾関宗園元住職の本を買いました。 ここで幸運にも元住職がおられたので本にサイン(花押)していただきました。

元住職から私の顔を見てに「俳優みたいと」等のお褒め言葉をいただきました。 今までそんなこと言われたことはなく嬉しかったです。
私の姓名を書きながら「加賀藩主の前田利家の正室まつのお寺の住職の姓と一緒だ」と言われました。
そして「九州出身か」と聞かれました。
その時はピンと来なかったのですが、気になったので今日調べてわかりました。
同じ大徳寺の塔頭の一つに芳春院があり、前田利家の正室まつの墓所となっています。その住職の姓が私と同じでした。 その住職の出身が大分県出身で私の元本籍が大分県なので何か関係しているかもしれません。 その芳春院は非公開です。
大仙院には日本最古の玄関がありました。 ここは撮影OKでした。 この玄関は国宝です。

その後、昼食です。
大徳寺境内にある大慈院にて鉄鉢精進料理です。 精進料理ですが、とても美味しくボリュームもあって満腹となりました。 さつまいもの炊き込みご飯をおかわりしました。 お土産としてわらび餅を買って昨日頂きました。 とても美味しかったです。


昼食後は瑞峯院へ。 豊後(大分)の戦国大名の大友宗麟の菩提寺です。 一つ目の石庭は独座庭と呼ばれ砂の紋様がダイナミックで荒々しい波を表現しています。 2つ目の石庭は閑眠庭と呼ばれています。 石は十字架の配置となっています。 大友宗麟はキリシタン大名なのでキリスト教への思いが表現されていると思います。


大徳寺の散策が終わり、今宮神社に向かいます(続く)