2019年10月14日

幻の大仏鉄道を走る!

昨日、frunの23周年記念イベント「幻の大仏鉄道を走る!」に参加しました。 
私がお世話になっているランニングフォーラム(チーム)「frun」は10月10日で発足23周年となります。 その記念イベントとして昨年は「大坂・上町台地を走る」、一昨年は「近江富士合宿」、3年前の20周年記念は「京都観光マラニック」が企画され毎年参加しています。 このイベントに参加することにより1年に1回しか会えないメンバーも多く、毎年楽しみにしています。

さて大仏鉄道とは幹事であるケイタローさんから案内を引用すると

「正式には関西(かんせい)鉄道・大仏線といいます。関西鉄道は、1895年(明治28年)に名古屋・草津間、2年後柘植から加茂まで開通し、翌年さらに梅谷を経て黒髪山トンネルから奈良市内へ下り、奈良駅に乗り入れました。途中の法蓮に大仏駅がつくられ、東大寺の大仏詣などの客で賑わったといいます。しかし起伏の多い路線だったため、平坦な現在の関西本線の開通により、わずか9年で廃線に追い込まれました」
ということです。

大仏鉄道のパフレットです。

大仏鉄道1.jpg

大仏鉄道2.jpg

近鉄奈良駅に集合。JRで加茂駅まで移動してスタートします。東大寺まで向けて走り(歩き)ます。 18人のラン仲間で走ります。

加茂駅のフォームの右側で一段低くなっている箇所が大仏鉄道のホーム跡です。
ちなみに左に停車している気動車(キハ120形)は亀山駅⇄加茂駅間を走っている気動車で私が京都まで行く時に乗るときに利用します。

加茂駅.jpg

加茂駅からスタート。 スタートから2.7km地点の観音寺橋台に到着。 手前です。 後方は現関西本線の橋台で丁度電車が走っていました。
しっかり成形された石が積まれていました。ヨーロッパの算木積みです。
現関西本線の橋台も古いです。

観音寺橋台.jpg

続いて3.8kmの鹿背山(かせやま)橋台に到着。川が流れていました。石の表面黒く変色していて古いです。

鹿背山橋台.jpg

4.9km地点の梶ヶ谷隧道に到着。 隧道はトンネルという意味です。 ここは煉瓦積みです。アーチ部はドイツ積み(小口積み)。 真ん中はイギリス積みと思います。 土台は石の算木積です。

梶ヶ谷隧道.jpg

続いて5.2km地点の赤橋に到着。 橋の上は渡れます。ここは隅み石、他は煉瓦が使用されいました。 丈夫そうです。 4ton車が通行できます。煉瓦の積み方はイギリス積みと思います。

赤橋.jpg

暫くして関西鉄道の社章が見えました。

社章.jpg

6.7km地点の松谷川隧道に到着。煉瓦の色が違います。焼き方で色を変えている様です。 煉瓦の積み方はここもイギリス積みと思います。 

松谷川隧道.jpg

松谷川隧道2.jpg

奈良県に入ります。 8.3km地点の鹿川隧道に着きました。 小振りのトンネルです。 トンネルには農業水路が通っています。

鹿川隧道.jpg

奈良市の街を走り大仏鉄道記念公園(10.9km)に到着。 ここは昔大仏駅があった所ですが、面影はありません。

大仏駅.jpg

そして歩いて東大寺に到着。 12.7kmで3時間のマラニックでした。

東大寺.jpg

鹿.jpg

100年以上の前の大仏鉄道沿いを走りましたが、遺構として橋台とトンネルが残っているのみです。 しかし現地では当時の写真も紹介されており当時のことを想像すると楽しいです。

マラニック後の銭湯に入り、中華のお店で打上げしました。 メンバーは20人と大盛況でした。
来年24周年の企画されるそうです。 メンバーも歳を重ねていきますが、来年も全員元気な姿で再会をしたいです。 

幹事のケイタローさんありがとうございました。 参加の皆さんありがとうございました。
posted by あっきー at 16:11| Comment(0) | マラニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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