杉峠をスタート。 ロードの下りです。 約6km続きます。 既に脚が残っていないので重力に任せて走ります。 腕を振らない「忍者走り」です。 走っているという感じではなく、早歩きみたいな感じだと思います。
ゆっくりなので後方から次々と選手が追い抜いていきます。
選手の一人から「大丈夫ですか?」と声をかけられます。 「大丈夫ですよ」と答えましたが。はたから見たら変な走り方と見えたのでしょう。
なかなか下りが終わりません。 鞍馬の街も見えてきません。 GPS時計ではないので距離もわかりません。
頼りになるのは最終関門までの2kmの看板ですが、なかなか見えてきません。
その内、後続の選手も見えなくなり関門時間が迫ってきます。 時刻は16時となり、残り10分となりました。 2kmの看板も出てこなかったので関門通過は無理だと思いました。
やがて後から大会スタッフである男女2人の関門ランナーさんから声をかけられました。
「どうしますか?」と聞かれました。
私は「もう鞍馬でやめます」と答えました。
「着いたら水分を取ってゆっくり休んで下さい」と声をかけられてすっと先に行かれました。
しばらくすると目の前に鞍馬の街が広がりました。 関門まで残り6分。 もしかして全力で走れば関門通過できるのではと思い、スイッチが入りました。
そこから全力で走りました。 関門ランナーさんに追いつきました。
「行きますか?」
「行きます!!」と答えました。
関門ランナーさんから励まされながら全力で走ります。
やがて鞍馬AD(28.5km)が見えました。 ADから「もうすぐ関門です」という声がかかりました。 時計を見ながら鞍馬ADに滑り込みました。
時計を見ると16時08分44秒でした。 関門時刻まで1分ちょっと。 無事最終関門を無事抜けました。
息が上がりしばらく立ち止まりました。
「間に合った!!」
諦めず良かったと思いました。
ADの方から「暫く休んだら」と声がかかりましたが、休んでいる時間はありません。
水を飲んで再スタートしました。 関門ランナーさんから「水分を取って気をつけて行って下さい」と励まされました。
ゴールまで残り14.5kmです。 お二人の関門ランナーさんに感謝です!!
(続く)
<鞍馬AD 大会HPより>

<本日の走行距離>
夕方ラン2.0km/WS0.2km×2本/計2.4km
<5月の走行距離>
184.2km
<2022年の走行距離>
1,259.1km
<連続走行日数>
2,869日